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【体験談】親を老人ホームに入れる方法とタイミング|入居にかかる費用や準備まとめ

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先日、夫の実家に帰ったのですが、田舎なので親戚一同高齢化が進み、出てくる話題は葬式、入院、介護、老人ホームなど…

どこのお家でも同じだと思いますが、親や親戚が高齢になれば、どうしてもそういう話題は避けられないんですよね。

ちょうど実家の隣の家で住んでいる親戚のおじいさんが「介護付き老人ホーム」に入居することが決まっていたこともあり、親世代を老人ホームに入れる方法や、入居させるタイミングなどについて考える良い機会になりました

今回は、私が実際に老人ホームを見学した感想や老人ホームでかかる費用、自分なりに調べた情報などをまとめておこうと思います。

親の介護が必要になってから考えるのでは遅いので、私と同じように高齢の家族がいる人は参考にしてもらえたら嬉しいです。

老人ホームに入居するタイミングはいつ?

高齢者とひとことで言っても、100歳になっても家で元気に暮らしている人もいれば、70代くらいから介護付き老人ホームに入居される方もいます

ですから、老人ホームに入るタイミングは、年齢とはあまり関係がないと思います。

私の経験から言えば、高齢者の方が老人ホームに入るタイミングは、自分で身の回りのことが出来なくなり、それをサポートしてあげる人が身近にいない時というのが、ひとつのきっかけになるのではないでしょうか。

たとえ同居している家族がいたとしても、仕事や育児があって、介護にまで手が回らないという場合もあります。

また、家族に介護されるより老人ホームに入った方が気楽だと、ご本人が感じることもあると思います。

こうしたことから、老人ホームの入居を考えるタイミングは、ご本人と家族が暮らしていく中で、何らかの「不具合」を感じ始めるような時です。

それは、だいぶん先の10年後かも知れないですし、今年中のことかも知れません。

今は大丈夫でも、将来的には老人ホームのお世話になるかも知れない

という場合には、早目に情報収集をしておいた方が良いのです

老人ホームの情報を早目に集めた方が良いと思う理由

先ほど、「将来的に老人ホームにお世話になるかも知れない時は、早目に情報収集した方が良い」と書きましたが、なぜそう思うかというと、つい最近、それを強く感じる出来事があったからなんです。

親戚のおじいさんは、もうすぐ90歳になります。

数年前から足腰が弱っていたものの、体調の良い日にはガレージの掃き掃除をしたり、近くの病院まで散歩をして、健康には気を付けている様子でした。

そのおじいさんが入院したと聞いたのは5月です。誤嚥性肺炎で、熱が下がらないということでした。

数週間の入院で一度退院したものの、また同じような症状が出て、再入院することになりました。

8月にお見舞いにいった時は、最初の病院から、家の近くの病院に転院していました。

最後に会った時はしっかり歩いていたのに、入院生活ですっかり歩行ができなくなり、完全介護が必要な状態になっていました。

ただ、肺炎の方は良くなっていたので、本当はすぐにでも退院できるのです。

ではなぜ退院しないかというと、「家の方で受け入れられない」と、家族から病院にお願いしていたから。

おじいさんのおくさんも86歳のおばあさんなので、もちろん1人で介護は無理です。

とはいえ、おじいさんのお家は2世帯住宅で、長男と長男の奥さんは一緒に暮らしていました。

長男の子供達はすでに独立して、長男夫婦には自由な時間もあると思いますが、それでも父親であるおじいさんの退院は頑に拒否していました。

もちろん介護ってすごく大変なので、簡単には受け入れられるものでもないと思います。

それぞれのお家で事情もありますし、長男の奥さんもお仕事をされているので、疲れて帰っておじいさんの世話をするというのは無理だったのでしょう。

ということで、おじいさんは自宅に帰れず、行き場が無く、病院に入院を続けていたのです。

「お盆くらい家に帰りたい」

おじいさんは泣いていましたが、誰も聞こえないふりをしていました。

このままじゃ、身体だけじゃなく心まで悪くなってしまう。家に帰したくないなら、せめて介護付き老人ホームに入れてあげろ!

そう言って怒ったのは夫のお父さんです。

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老人ホームが空いていない!

おじいさんの子供達は4人いますが、介護付き老人ホームだと病院よりお金がかかると言うことで、気が進まないといいました。

ただ、病院にはいつまでも入院できないので、介護するつもりが無いなら老人ホームを探すしかありません。

おじいさんの年金は月に17万円くらいあるそうで、長男夫婦は12万円までなら老人ホームに出しても良いと言ってくれました。

あとの5万円はどうするのか分かりませんが、とにかく、月に12万円払えば大丈夫な老人ホームを探すことになったのです。

介護付き老人ホーム(特別養護老人ホーム)にかかる費用は、介護保険が適用されるので、安い所なら自己負担が月に6万円くらいから入居できます。上は15万円くらいになるみたいです。

でも、割安で環境の良い老人ホームは人気が高くて、なかなか空きが出ません。

おじいさんのための老人ホーム探しは難航しました。

おじいさんの家から車で30分以内で入れる所の老人ホーム、数はたくさんあるのに、全然空いていません。

結局、月額12万円ぎりぎりかかる所に決めたのですが、そこも入居までに3カ月待って欲しいと言われました。

老人ホームの月額費用には個人差がある

介護付きの老人ホームにかかる月額費用は、要介護度や所得、持っている資産によって、同じホームでも個人差があります。

もちろん環境の良い所は割高になるのですが、それ以外にも、その人それぞれの条件で金額が変わることは覚えておいた方が良いと思います。

持って行けるものは限られている

先ほどのおじいさんとは別に、知り合いのおじいさんおばあさん夫婦も老人ホームに入居しているのですが、お部屋はそれぞれ別になっていて、ワンルームマンションみたいな感じでした。

家具などはほとんど持って行けないので、入居の時は家財道具一式を処分するのにかなり苦労していましたよ

私ももちろん手伝いにいきましたが、高齢になってから断捨離するのはとっても大変で、ご夫婦だけでは絶対に片付いていなかったと思います。

逆に言えば、介護付き老人ホームに入る時には持ち物はほとんど必要ないので、お金をかけてあれこれ揃えなくて良いのはメリットかも知れませんね。

老人ホームを見学に行った感想

私がこの夏に見学に行った老人ホームは、まるでホテルみたいにキレイな内装でした。

外観はマンションのようで、頑丈な建物です。

玄関を入るとロビーになっていて、外来者と談笑できるスペースもあります。少し奥にはリビングスペースがあって、おばあさんが10人くらい、職員の方と手芸(おりがみ?)をしていました。

その老人ホームでは要介護度で入居スペースを分けていて、それぞれに入居者で選ばれたリーダーさんがいるそうです。

体調が良ければ、みんなでバスに乗って公園に行ったり地域の行事にも参加するそうです。

月額の費用は3食付きで8万円。これは、私の知り合いのおじいさんの場合なので、入居者によって金額は違います

おじいさんは、国民年金が月に6万円ほどなので、足りない分は貯金から支払っていると言っていましたよ。

早目に考えておこう

ということで、老人ホームについて私が経験したことをまとめてみました。

私の親や夫の親はまだ元気にしてくれているので、今すぐに老人ホームを探す必要はありません。

でも、今回色々経験したことで、簡単に老人ホームに入居できるわけではないことが分かったので、いざその時に後悔しないよう、早目に話し合って考えておくことが大切だなぁと実感しました。