オススメ本

村上春樹『海辺のカフカ』あらすじと解説|少年と老人のクロスする世界と謎をなぞる旅

2018/3/16更新 『海辺のカフカ』は2002年に発行された村上春樹さんの長編小説です。 ギリシャ神話や日本の古典文学を引用しながら、読者に異なった2つの世界を交互に行き来させるという大胆な手法は、当時かなり大きな話題となりました。 村上春樹さんにとっ…

『ねじ式』だけじゃない!つげ義春のおすすめ人気漫画をテッテ的に紹介します【祝・日本漫画家協会大賞!】

2018/4/2更新 1960〜70年代「ねじ式」や「ゲンセンカン主人」などのシュール漫画でカリスマ的な人気を集めた漫画家つげ義春さん。自称「つげオタク」の筆者が、「つげ義春-夢と旅の世界」に収録された4作品をテッテ的に解説して紹介しています。

こうの史代『この世界の片隅に』あらすじと解説|そこに描かれているのは「戦争」ではない。

2017/11/20更新 『この世界の片隅に』で描かれているのは、戦争そのものではありません。 もちろん、この時代の人々の生活の中には「戦争」という二文字がどっしりと居座っていたと思います。 物語の中のすずも、戦争によって大切な物をたくさん失い、自分自…

大掃除のスケジュールやリストが作りやすくなる!大掃除前に読みたいおすすめ本8選

2017/11/14更新 年末に大掃除のことで焦らないためには、早目にちょっとずつ身の回りの場所から手をつけていくのがポイント。 今回は、大そうじを始める前にぜひ読んでおきたい、「片付けをテーマにした本」を集めてみました。 これを読めば、大そうじを前向…

【小説の選び方】芥川賞作家がおすすめする『初心者向け小説』と『本屋大賞受賞作』

以前『嵐にしやがれ』に芥川賞作家の又吉直樹さんが出演していて、読書初心者向けの「失敗しない本の選び方」について解説していました。 お笑い芸人でありながら、芥川賞作家としての執筆活動も注目されている又吉さん。 昔から「読書好き芸人」としても有…

【作りおきおかず】人気レシピをまとめて紹介!自分にあった『作り置きレシピ』がすぐに分かる◎

大流行中の作り置きおかず。 今回は、作り置きおかずの人気レシピをジャンル分けしてご紹介します。 作り置きおかずの中でも、お弁当に適しているもの、ダイエットに向いているもの、子供がいるご家庭にピッタリ合うものなど… すごく色々な種類があるので、…

松本大洋『Sunny(サニー)』あらすじと解説|施設で暮らす子ども達の切なさと葛藤、そして小さな希望。

『Sunny』は、『月刊IKKI』にて2010年12月から連載されていた松本大洋さんの漫画で、2015年10月発売の単行本6巻が最終巻となりました。 松本大洋さんの漫画は、子どもの心の中の風景が豊かに、そして繊細に描かれている印象があります。 この『Sunny』では、…

【ノーベル文学賞】カズオ・イシグロ『日の名残り』『わたしを離さないで』あらすじと解説まとめ

10月5日、スウェーデン・アカデミーは今年度のノーベル文学賞受賞者を発表しました。 受賞したのは、日系イギリス人のカズオ・イシグロさんです。 カズオ・イシグロさんは幼少期を日本の長崎県で過ごし、渡英してからも、母親との会話は日本語で行なっていま…

【レビュー】村上春樹『ノルウェイの森』あらすじと解説|人は、喪失と再生を繰り返しながら成長していくのだろう

村上春樹さん5作目の長編小説『ノルウェイの森』は、1987年9月4日に講談社から刊行されました。 1960年代後半の、村上さんいわく「ひどくシリアス」で、「人々はせっせと理想主義に燃えていた」世の中で、時代に少し取り残された若者たちの大きな喪失とそれ…

おすすめ人気レシピが丸わかり!【料理レシピ本大賞】で入賞したレシピ本まとめ

レシピ本って、眺めているだけでなんだか満ち足りた気持ちになりませんか? 私はあまりファッション誌には興味が無いのですが、レシピ本で良さそうなのを見つけると、手元においておきたくてすぐ買ってしまいます。 今月は『料理レシピ本大賞』も発表されて…

【レビュー】辻仁成『父 Mon Père』あらすじと解説|現役シングルファーザーが描くひとり親家庭のパリでの物語

辻仁成さんの『父 Mon Père』は、2017年5月に出版された小説です。 初出は「すばる」2017年1月・2月号に掲載された『ぼくの父さん Mon Père』で、単行本の出版にあたり改題されています。 パリで男手ひとつで息子を育てた小説家と、幼少期の母との別れに複雑…

【レビュー】川上弘美『溺レる』あらすじと解説|リフジンなものから逃げて、今すぐアイヨクにオボレよう

芥川賞作家・川上弘美さんの『溺レる』は、1999年に文藝春秋から刊行された短編集です。2000年の女流文学賞と伊藤整文学賞の受賞作でもあります。 この短篇集には、表題作の『溺レる』を合わせて8つの短篇小説がおさめられており、そのすべてが恋愛小説にな…

【中原中也】全詩集からおすすめ詩と生い立ちまとめ|『山羊の歌』『在りし日の歌』『初期短歌/ 未刊詩篇』

2017年4月29日は、詩人中原中也の生誕110年の記念日でした。 私はたぶん世界で1番熱狂的な中原中也ファンだと自負しています。なので、生誕記念日に合わせてぜひ読んで欲しい中也の詩と、波瀾万丈な彼の人生をまとめておくことにしました。 中也と言えば「…

川村元気『世界から猫が消えたなら』あらすじと解説|生きること、誰かの記憶に残り続けること

もしも、自分の命の期限が分かったら、残りの日々をどう過ごせば良いのだろう。 長い人生の中で、自分の「死」について考えたことがない人なんていないと思います。人はいつか死にますし、それは大抵の場合、突然目の前に突きつけられるものです。 川村元気…

江國香織『号泣する準備はできていた』解説と感想…レンアイカンジョウの行く末は

江國香織さんの短篇集『号泣する準備はできていた』は、恋愛によって何かを、あるいは全てを、喪失してしまった女性たちの前進でも後退でもない淡々とした心象風景を描いた物語の詰め合わせです。 この小説は第130回直木賞を受賞したことも話題になったので…