『認知症・アルツハイマー』の予防法|原因を知って正しい生活習慣を

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高齢化社会になった日本では、人口のうちにお年寄りが占める割合がどんどん増え続けていますよね。

身近にお年寄りがいると色々なことで頼りになるのですが、もしも介護が必要になった時、家族がどう支えるか、兄弟親戚で助け合えるのか、そういった問題に頭を悩ませることも多いと思います。

特に、症状によっては問題行動を繰り返すこともある「認知症」を患ってしまった場合、重度になると目が離せなくなりますから、実際に世話をする家族の負担はかなり大きいものになるでしょう。

認知症は治らない…

認知症は一旦発症すると治療をしても治すことが難しいので、「自分は発症したくない」と考えている人も多いのではないでしょうか。

ただ、いくら自分自身で「認知症になりたくない」と思っていたとしても、なぜ発症するのかという原因をきちんと理解していなければ予防はできません。

また、認知症は一旦発症すると進行を遅らせる治療は出来ても、完治させることはほぼ不可能といわれています。

ですから、認知症を予防するためには、認知症の原因から知ることが大切なのです。

どうして認知症になるの?

認知症は脳内の神経細胞に異常があらわれ、認知機能が正常に働かなくなる病気です。

原因には様々な要因があり、中でも「アルツハイマー型」が全体の6割を占めています。

アルツハイマーとは

アルツハイマー型認知症は、脳内に異常なタンパク質アミロイドβ(ベータ)がたまり、神経を壊していくことで症状がひどくなる認知症です。この、アミロイドβ(ベータ)がたまってしまう原因には、血中のインスリン濃度が関係しているといわれています。

糖尿病などでインスリンの働きが弱まっている時にはアミロイドβ(ベータ)が蓄積されやすくなり、血糖値が上昇すると脳の血管も痛みやすくなることから、「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」のリスクが高まると考えられています。 

認知症と生活習慣病の繋がり

九州大学などのグループが認知症の発症リスクについて調べたところ、糖尿病での認知症の発生頻度は正常な人より1.5~3倍も高いことが分かりました。

また、糖尿病以外でも高血圧の場合は認知症リスクが最大で10倍、喫煙で2倍など、生活習慣が認知症のリスクを高めるということは間違いないようです。

認知症1万人を10年間追跡調査 九大など8大学計画 - 産経ニュース

若い世代も安心できない

この九州大学の調査では、高齢になってから糖尿病や高血圧になった人より中年期のうちになった人の方が、認知症の発症頻度が2倍近く高いことも分かりました。

つまり、老後に認知症になるかどうかは、40代頃からの中年期の生活習慣にかかっているのです。

薬を使うとリスクが高まる?

糖尿病や高血圧で病院へ行くと、一時的に数値を下げる薬が処方されることになります。

こうしたお薬は糖尿病や高血圧の治療には必要で、とても効果的なものですが、認知症への影響で考えるとリスクを高める危険性もあるのです。

薬の作用で急激に数値を下げれば、血管や神経にはかなりの負担を与えることにもなりますよね。認知症の主な原因は脳血管の損傷ですから、こうした負担が繰り返されることで血管は痛みやすくなり認知症リスクが高まることも考えられます。

自分で出来る認知症予防

認知症の原因には生活習慣病やメタボリックシンドロームが関係している可能性が大きいということで、ここからは認知症を予防する方法をご紹介していきますね。

今現在、糖尿病や高血圧を投薬によって治療している人でも、生活習慣を見直していくことで将来の認知症を予防することに繋がります。

また、「今は健康な生活を送っているよ」という人でも、認知症の心配が全く無いわけではないので、予防するための方法をぜひ試してみて下さいね。

運動を心がけて…

運動は肥満の予防になりますし、筋力をつければ代謝がアップして免疫力の向上につながりますよ。

具体的には下記のようなことを心がけて下さいね。

  1. 家事や庭仕事で積極的に身体を動かす
  2. 朝のウォーキングや犬の散歩などを意識して行なう
  3. 在宅ワークの人も1日1回は外へ出るようにする
  4. 全身が映る鏡を用意するなど自分の体型の変化に注意する
  5. 短時間でも良いので続けられる運動をする

食生活では…

無理な食事制限はストレスになりますから、楽しめる範囲で健康的な食事をするようにして下さいね。

具体的には、ここに書いた4つのことに気を付けてみましょう。

  1. 野菜を多めに食べる(1日200g以上)
  2. 認知症予防になる牛乳や乳製品を毎日摂るようにする
  3. 魚や肉などタンパク質をしっかり摂る
  4. 食べ過ぎないように献立を工夫する

老後は健康に過ごしたい!

認知症を発症すると、完治させることはほぼ不可能といわれています。ただ、認知症を治療できる薬の開発は進んでいて、症状がひどくならないようにコントロールしたり、進行を遅らせることができるようになりました。

お薬を使っての認知症の治療をしていても、生活習慣病があると効き目がでにくいので、治療の過程でも運動や食事に気を付けることが必要になってきます。

認知症の予防のためにも治療のためにも、生活習慣や食生活を見直すことは、健康な老後を送る上でとても大切なことであるといえますね。