【イギリスEU離脱】日本経済はどうなる?これから起きる最悪のシナリオと資産をがっちり守る方法

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先週末に行なわれたイギリスのEU離脱を巡る国民投票では、まさかの離脱派が勝利。大混乱の1日となりましたね。

実際にイギリスがEUを離脱すれば日本経済への影響は避けられませんから、自分の資産を守るという意味でも、今後の動向は注視せざるを得ません。

これから日本経済がどうなるのか、『資産を守る』という視点で考えてみました。

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安いからといって安易に買えない…

今現在、値ごろ感から株や為替を買っている人も多いかもしれませんが、これから起こるかもしれない最悪のシナリオも踏まえつつ、まずは資産を守りながら投資を進めていくことが大切です。

イギリスのEU離脱が日本経済にどう影響するのか、株価や為替がどうなるのか、さまざまな情報や専門家の意見をまとめてみましたので、投資や資産管理の参考にしてみて下さいね。

イギリスEU離脱はリーマンショック級なの?

イギリスの国民投票が行なわれる前、メディアでは「もしもイギリスがEUを離脱することになればリーマンショック級の事態になる」という予測がされていました。

リーマンショックを簡単に説明すると…

リーマンショックとは、2008年9月15日にアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻したことに端を発した世界同時不況、金融危機のことです。リーマンショックの原因にはアメリカの住宅バブル崩壊やサブプライムローン問題がありますが、日本ではリーマンショックの影響で円高株安が進み、同年10月28日には日経平均株価が7000円割れ(バブル後の最安値)まで下落してしまいました。

ただ、今回のイギリスショックとリーマンショックは根本的にまったく別ものですから、同じような影響が出るかといえば、そうでは無いと思います。

イギリス国民投票で離脱支持が確定した時にはドル円が一時的に99円台まで下落したものの、その後はすぐ回復。今週は102〜103円台をウロウロしています。

日経平均やNYダウも戻してきているので、今すぐにリーマンショック級のことが起こる可能性は低いといえます。

これから起きる最悪のシナリオ

株価や為替が今週に入って落ち着いてきているのは、当然と言えば当然のことです。なぜなら、まだイギリスはEUを離脱していないからです。

イギリスのEU離脱には、これからさまざまなプロセスをこなしながら進めていった場合、本格的な離脱までの期間は2年くらいかかるのではないかといわれています。

ですから、円高や株安もここで底を打ったわけではなく、これからもじりじりと下げては戻し、大きく下げては戻し、といったことを繰り返すのでは無いでしょうか。

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1番最悪なのは離脱ドミノ…

今回のイギリスショックでの最悪のシナリオは、イギリスがEU離脱したあとに「俺も」「私も」といった感じで離脱ドミノが起きてしまうことです。

イギリス以外にもEUに反発している国はありますし、すでにオランダではイギリスのようなEU離脱を巡る国民投票行なうという話も出てきています。

今後さらに離脱する国が増えると、一気にドミノ状態になる可能性も考えなくてはいけません。

EUが崩壊する?

今回の国民投票でEU離脱が確定してから、残留派の多かったスコットランドやロンドンでは、イギリスから独立してEUに残留しようという声が高まっています。

この動きが今後どうなるかは分かりませんが、こうした議論が高まれば高まるほど社会不安が煽られ、様々な思惑に情勢が左右されるという事態にもなりかねません。

もし仮にEUが解体するようなことになれば、ユーロの通貨危機から世界的な金融危機に繋がっていきます。

イギリスEU離脱後の影響

とりあえず今はまだイギリスで国民投票が行なわれて、その結果として「離脱」が「残留」を上回ったという結果が出ただけの状態です。

ここから実際に離脱に向けてイギリスが手続きを進め、離脱が完了した時の日本経済の影響を考えてみましょう。

円高株安になる

大和総研の試算では、イギリスがEU離脱をした場合の日本経済に与える影響はGDPが−0.34%ほど。日経平均では1万4500円くらいまで下がるのではないかといわれています。

イギリスの国民投票後、EU離脱が決定した時の日経平均の下値は14996.14円ですから、そこよりも500円程度下落することになります。

そう考えるとドル円も100円より下で定着する可能性があるのかも知れませんね。

もしも金融危機が起きたら

先ほども触れましたが、今回のイギリスショックの最悪のシナリオはポンド・ユーロの通貨危機から始まる世界的な金融危機です。

もしもEUが崩壊した場合、日経平均株価は一時的に6000円台を割り込む可能性も指摘されていて、日本のGDPは2~3%押し下げられると言われています。そうなると日本も不況になって、私たちの生活にもじわじわ影響が出てくると思います。

年金には頼れない

今回のイギリスショックの影響でGPIF(年金積立金)は損失が拡大していて、先週金曜日の時点での損失額は約9兆円まで膨らんでいます。

そもそも、一昨年にポートフォリオを変更してGPIFの株式での運用比率を50%に引きあげてからというもの、比率を下げた債券の方が値を上げ、逆に株は下がっていくという皮肉な事態に。

もしこのまま日経平均が下がり続けて1万3000円までいってしまうと、更に3.5兆円が失われることになります。

政府は、このまま円高株安が進んだ時の損失額は最大26兆円と試算していますが、それが分かっているなら今のうちに何とかして欲しいというのが国民の本音ですよね。

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試算をがっちり守るためには

株の下落で年金積立金の損失が膨らんでいるということは、私たちが将来受け取る予定の年金にも期待はできないと考えた方が良いかも知れません。

日本は超高齢化社会ですから、今の若い世代のために財源を確保するのが難しくなっていますし、数十年後に高齢者になる人より、今を生きている高齢者のために使うお金でアップアップしている状態でもあるのです。

ですから、お金のことは、国や政府に期待するより自分で守って増やしていくしかありません。

経済に関心を持って予兆をつかむ

自分の資産を守る上で大切なのが、世界の経済の流れに関心を持って、今はどういう状態でこれからどうなるのかの予兆を掴んでおくことです。

特に毎日の経済ニュースはチェックして、これから問題になりそうだな…と思うことがあれば早目に手当をしておくことが大切です。

定期預金や、国債に変わって選ばれている資産運用とは

経済危機が起こる前には

今後、世界的な金融危機が起こるとすれば、きっかけになるのは金融機関の破綻です。でも、もしも破綻をすればニュースが出ると同時に株や為替は一気に動き出しますから、そこから手当をしても絶対に間に合いません。

なので、たとえば「大手金融機関が国に対して公的資金で援助を要請」などというニュースが出た時には破綻がすぐそこまで迫っていると考えられますし、また、株や為替のチャートがこれまでとは違う違和感のある動きを始めた時にも「今後なにか大きな動きがあるのかも知れない」と気付くきっかけになります。

通貨危機で資産を増やせるか

通貨危機といえば韓国ウォンで何度か起きていますが、これも早目に予兆をつかむことで損失をふせぎ、うまくいけば資産を増やすチャンスに活かすことができます。

今回のイギリスショックで一番影響を受けるのはポンドで、次がユーロです。

通貨の下落で資産を増やすためには、今回でいえば、ポンドで円を買う(ポンド円のショート)、ポンドでドルを買う(ポンド・ドルのショート)、または、ユーロで円を買う(ユーロ円のショート)、ユーロでドルを買う(ユーロ・ドルのショート)といったFXトレードを行なうことになります。

ただ、ポンドもユーロも短期間に下げすぎているので、今すぐ動くよりはもう少し戻りを待ってから仕掛けた方が良いと思います。

タイミングを気長に待つ

今後、EUに様々な問題が持ち上がることを見越してユーロの売りポジションを計画している人は結構たくさんいます。なぜユーロなのかとうと、ポンドよりもまだ下げる余地が残っているからです。

とはいえ、まだ米FOMCが利上げをいつ行なうのか、日銀の追加緩和がどうなるか、円高進行時の介入の可能性があるかどうかなど、色々な不確定要素があります。

下降トレンドであることには間違いありませんから、反発を待つというよりは、大きな戻しがあった時にすかさず売りポジションを作ろうと待っている人が多いのです。

資産をうつす方法も

これまで資産を株式で運用していた人達が、今年に入ってからは株以外のものへ投資先をうつしているという話もよく聞きます。

こういった不安定な情勢では金が買われるので、今はすごく値を上げていますよね。

これからまだ下落の可能性があるなら、早目に整理しておけば安心ですし、どうやって資産を守るかについて積極的に考えてみてはいかがでしょうか。

お金の増やし方がよく分からない時にオススメの本を紹介しますね。初心者でも分かりやすく書いてあって、かなり参考になりましたよ。

投資について柔軟に考えよう

投資は、将来的に成長しそうな、値上がりしそうなモノを見つけて買っておいて、成長したら売って値幅分の利益を得るという考えが主流ですが、これからは下落しそうなモノにいち早く目を付けてチャンスを狙うという方法も身につけなくてはいけないのかも知れませんね。

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