「サンタクロースって本当にいるの?」子どもに聞かれた時に答えたこと

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今年もいよいよクリスマスが迫ってきて、ケーキの予約やらプレゼントの用意やらに追われているパパやママも多いのではないでしょうか。

うちでも、クリスマスの準備を着々とすすめているところです。

去年までは、サンタさんからプレゼントを貰っていたうちの子どもたちですが、今年からはわたしが用意することになりました。

この、サンタいるかいないか問題については、本当に頭を悩ませましたが、やっとこさ解決(?)して、ほっと胸をなでおろしております。

サンタクロースって本当にいるの?

長女が生まれてから、クリスマスの夜にはサンタクロースが我が家に訪れ、プレゼントを置いていってくれるようになりました。

子どもたちは、「サンタクロース」という謎のおじいさんが夜中にやってきて、自分たちにプレゼントを残していくことに何の疑いも無く大きくなっていきました。

物心ついてからは、12月に入るとサンタクロースに手紙を書くようになり、クリスマスの夜には、枕元に置いたプレゼント用の大きな靴下にお礼の手紙とお土産のクッキーやみかんを添えるようになりました。

朝起きて、靴下の中のプレゼントを見つけて、手紙やお土産が無くなっているのを見ては「サンタさん喜んでくれたかなぁ」と思いを馳せている子どもたち。それを見て、ちょっとこれはまずいことになったぞ、と、内心思っていました。

 

長女、母を疑う

いつかどこかで方向転換しなければいけない、と焦りながらも、どう切り出していいのか分からず月日が流れましたが、9歳になった長女がある日突然ぽつりと、

「サンタさんいないんじゃないの」

と、言いました。

うええええええぇぇぇぇ!!

ついに、この日がやって来たか。

わたしは覚悟を決めつつ、

「え?誰かが言ってたの?」

と質問しました。

「別に言ってないけど、勝手に窓明けて入ってくるっておかしいし、うちには煙突無いやん…」

せやな。うん。確かに、煙突は無いよね。

「今までさぁ、ママが、プレゼント置いてたん?」

あわあわわあわわわあわぁぁぁぁ!

いかんいかん。このままでは、サンタがいるとかいないとか以前に、わたしが嘘つきだということになってしまう。それは駄目だ。絶対に駄目だ。母が嘘をついていたと知ったら、子どもの心は深く傷付いてしまう。

この際、サンタなんてどうでも良い。わたしの名誉をなんとしても守らなければ。

「違うねん。サンタはいるねん。だけど、世界中にはものすごくたくさん子どもがいるやん?だから、サンタさん全員にプレゼントあげて回ってたら時間が足りない時があて、そういう時は、サンタさんに頼まれて、ママが置いてた時もあるねん。でも、基本サンタさん来てたんやで(ニコニコ)」

これで説明がつくかどうか分からないけれど、とにかく何とか無理やり筋を通してみようとする母。

ところが、長女の反応は、

「え!ほんとにサンタ来てなかったの?」

驚きの表情でわたしを見上げる長女。大きな目が、みるみる涙でふくらんでいく。

おいおい、「サンタさんいない」とか、わたしにカマかけてたんかいな…。

「あたしのとこ、サンタさん来てくれなかったの?」

「え?いやいや、そういうことじゃなくて。だから、世界中には約22億人の子どもがいるから、全部回るのって不可能やろ?」

「なんで?なんであたしにはサンタさん来てくれないの?」

どうやら、サンタさんにとっての優先順位が低かったことが悲しかった様子。想定外の反応に母は動揺して、また余計なことを言ってしまいました。

「でも、今年は来てくれるらしいからさ!」

「へ?」

ちょっと腑に落ちないな、という表情の長女でしたが、なにわともあれサンタさんが来てくれるならそれで良いらしく、

「そうかぁ、良かった」

と、納得して去って行きました。

 

また振り出しに…

これはまた、やばいことになった。そう思いつつも、とりあえずことなきを得たのでそのままサンタ問題は先送りに。

しかし、やはりその次の年も、その次の年も、「サンタっているの?」「どうやってプレゼント運んでるの?」という疑問をぶつけてくる子ども達。

もうこれ以上、引き延ばせない…。長女ももう11歳、ごまかすのも限界だろう。

わたしがそう思うのと、長女のクリスマスプレゼントへの期待が薄れるのは不思議とリンクしていたようです。

今年も冬が来て、わたしが、「今年からサンタさんは来ないかもしれないんだ…」と恐る恐る言ってみた時には、「え、そうなん」と、意外に冷静な返事がかえってきました。

「世界には、大変な暮らしをしている子ども達がたくさんいるやろ?だから、サンタさんはそういう子ども達を優先しないと駄目やねん。ママも、世界で困っている子ども達には色んなことしてあげたいと思うねん」

しどろもどろになりながら、なんでも「世界」のせいにする母。

「うん、そうだね」

長女はすんなり頷きました。

長女は少し前に起きたパリでのテロ事件にかなり衝撃を受けていて、そのことについて親子で話し合っていたこともあり、世界中には困難な暮らしをしている人々が大勢いるのだ、ということはよく理解していたのです。

素直に受け取る長女を見て、またここでも嘘をついているという自分に罪悪感が芽生えました。でも、サンタクロースという存在はそういうものであるべきだとも思っているので、そこは自信を持って押し通します。

「あなたは充分に恵まれているから、サンタさんが来なくても、沢山プレゼントがもらえるよ。もう、サンタさん来なくても大丈夫だよね?」

聞くと、長女はちょっとつらそうにしていましたが、「ま、いいや〜」って、笑いました。

もしかしたら、長女はとっくの昔にサンタさんが来ていないことに気付いていて、それでも、ママがサンタさんのふりをしてプレゼントを置いてくれるという、そういった行為自体をコミュニケーションとして大切に思っていたのかも知れません。

だって、いくらなんでも不思議に思いますもんね。

ちなみに、次女は、サンタだろうが誰だろうが、貰えるものもらえたら別にどうでも良いという、ひじょうに天真爛漫な少女なので、サンタクロースのことは何とも思っていなかったようです。