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生活保護で月30万?それでも貧困といえるのか…

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先日、夕方のニュース番組でシングルマザー家庭の貧困が取り上げられていました。

女性が1人で子供を育てていく大変さ、そんな家庭の中で翻弄される子供の苦悩を伝えるのが、番組の趣旨のようでした。

 その番組の中で取材されていたシングルマザーのご家庭を観ていて、でも、なんだか、複雑な気持ちになってしまいました。

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生活保護を受けてもやっていけない?

ニュースの中で紹介されていたひとつの家庭。

こぎれいなマンションに住む母親と3人の子供。一番上の少年は高校受験を控えていますが、家計のために公立しか受けられないからと、貧困家庭の支援を行なうボランティアグループ(元教員や学生)に、無料で勉強を見てもらっていました。

再婚と離婚を繰り返す母親の元で学習意欲も落ちていましたが、そこで勉強を見てもらううちにやる気が芽生えてきたそうです。

 

母親の給料はパートで月8万円。元夫からの養育費はなく、生活保護で月に34万円を受給しているそうです。

 

「食費は0円、長男の高校入学のための学用品が揃えられない」

 

頭を抱える母親の傍らには充電中のスマートフォン。勉強に励んでいるはずの長男の机に所狭しと並ぶ、アニメのキャラクターかなにかの美少女フィギュアたち。

 

貧しさって、一体なんなんだろう…

ふと、思いました。

 

心が豊かなら貧しさが栄養になる

私自身、母子家庭で育ちました。

私が育った家庭には、スマートフォンどころか固定電話さえ無く、おもちゃらしきものなんて、親戚のおばちゃんに買ってもらったルービックキューブくらいしか持っていませんでした。

貧しいといえば、本当に貧しい家庭だったと思います。でも、母親は頭を抱えるどころか、「人は人、自分は自分や」と、力強く宣言して笑っていました。

ひどい時には1日1食、給食しか食べられない日もあったけど、夏に水筒に麦茶を入れてくる友達がうらやましくて仕方なかったけど、でも不思議と、「貧しい」と感じたことがなかった。

おやつがなくても、母と一緒に山歩きをして栗や山柿、あけびを探して食べてみたり、小麦粉でいかにお腹いっぱいになる料理を作り上げるかを家族で相談したりするのは本当に楽しかったです。

 

ニュースで取り上げられていたシングルマザーの女性は、私から見れば手厚くサポートを受けているように感じました。それなのに、なぜ「お金がない」なんて言って頭を抱えているんだろうと、残念な気持ちがしました。

うちの母は生活保護も児童扶養手当も、何一つ母子家庭への支援を受けていなくて、普通の家庭でも受けられるような標準的な子育て支援さえ受けてなかったのです。母は、「手続きがよく分からん」し、そんなややこしいことをするなら自分で稼いだ方が早いからと言っていました。書類とか、手続きとか、そういうのが大の苦手だったから。

 

 「自分で働いて、汗水たらして得たお金じゃないと、やっぱり身には付かないよ。」

と、母は言います。

それは、真っ当な言葉だと思います。でも、そうだとは分かっていても、シングルマザーの方が思うように働けない場合があることも、よく分かっています。

だからこそ、目の前のことだけではなく、将来を見据えて計画的に生きていってもらいたいと思うのです。

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いつか子どもは巣立っていくのだから

今、生活保護で生活しているシングルマザーの方も、いつかは子供が成長し、生活保護は打ち切られたり減額されるわけです。今は未成年の子供がいるからという理由で、手厚いサポートがあるわけで、いうなれば子供に支えられて生きているのです。

 

そういったことを本当にきちんと理解して、生活保護で受給したお金は自分のお金ではなく、子供のために「頂いているお金」なのだと再認識して欲しい。

生活保護の受給条件を気にして所得を制限したり隠したりする人もいるらしいけれど、そんなバカみたいな悪知恵を身に付けるより、自分一人になった時に「自立」できるための術を身につけて欲しい。

 そして、「私は女手一つで立派に子供を育てました」と、胸を張って下さい。

 

シングルマザーにとっての本当の支援とは…

一人親家庭の貧困を改善するためには、さまざまな支援を行なうことももちろん大切なのだけれども、それ以上に、当事者の方々の意識を変えていくというのが、一番重要なのではないでしょうか。

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