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「オウム20年目の真実」上祐史浩氏インタビュー全内容

(008)危険な宗教の見分け方 (ポプラ新書)

2月21日にテレビ朝日で放送された「オウム20年目の真実」のことを22日の記事で触れました。

その時は個人的な感想を書きましたが、今回は放送された上祐氏のインタビュー映像の全内容をそのまま書き出しました。

これは、上祐史浩氏がインタビューで何を語ったのかを知りたいと考えてこのブログを訪れている方がたくさんいるからです。

日本中を震撼させた「オウム事件」の内情について、メディアに向けて語ることのできる唯一の人物。上祐氏がどのようなことを語ったのか知りたいと願う方のために書き出しました。 というわけで、ご興味のある方だけお読み下さい。

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上祐史浩氏インタビュー

オウム真理教、麻原と出会うきっかけは?

高校ぐらいからヨガとか禅とかいうものに興味があって、超能力や精神世界の雑誌の中で麻原は結構目立っていたというか、メインのヨガ指導者という形で打ち出されてたんで、行ってみたのが最初ですね。

シャクティーパットで経験した神秘体験とは?

神秘体験が無い自分が、初めてなんか、明確に体験したかなと。要するに、一瞬ちらっとちらつくんじゃなくて、ずっと見えてたんで、光っていうのが。特別な人間、超能力者になれるんじゃないかな、これから修行すれば。自分の、修行の未来がものすごく大きく見始めてるんです。

坂本弁護士一家にどう関わりを持っていたのか?

坂本弁護士が情報提供して、教団を叩いている雑誌として「サンデー毎日」があって、その記事に対する反論の材料があるんで見てもらいたいという感じで(坂本弁護士に)連絡をとった。 今の時点で振り返ってみたら、坂本さんはある意味では先見の明があって、教団そのものに違法性があると、つまり未成年を出家させることじゃなくて、教団の活動全体に違法性があると認識していた。 なんでこの人は成人の、個人の自由を認めないんだろう、信教の自由を認めないんだろう。そういう誤解に基づく反感をそのまま教祖に報告することをしてしまった。

教団が坂本弁護士一家を殺害したことは知らなかったのか?

坂本弁護士事件のときは、その報道もあって、自分も内部を調べると(犯行時刻に)何人かの人間がいないと。それで疑いを持って(電話をかけて)教祖を問いつめた。 (麻原は)「私は坂本を殺す者がいても、それが悪いことだと思わない」と言った。いわゆるヴァジラヤーナ、ポアの考え方ですよね。それで教祖が最後に「もう分かってるようだからな」と言ったんですよね。それがまぁ、だめ押しになって。宗教的なことは麻原に帰依しているので、そこで納得していくっていう転機にもなっていった。

サリン製造工場になった第7サティアンについて

教団のヴァジラヤーナ(武装化)の科学技術ないし軍事力形成の施設として建てられたんだと思います。教団の計画は「日本ハルマゲドン計画」ですから、在家(信者)の人も含めて一般の人達をポア(殺害)していくという。

サリンを大量生産しようとする教団の内部にいて…

現実的に成功する可能性が、いかに麻原を妄信していた私といえども、十分には高くないとどうしたって思うわけです。1人だけ、冷めた目でいた。そしたら集会が終わった後に教祖に呼ばれて、案の定、叱責された。まだ迷いがあるのか、おまえはヴァジラヤーナになるといつも揺れるな、と。揺れるというのは迷うという意味で。

たくさんの犠牲者が出たオウム事件。食い止めることは出来なかったのか?

当時の自分では、率直にいえば、絶対に無理だった。あの時の無知な自分、あの時の若い自分、あの時の他の宗教を知らない自分、選択肢が事実上無いほど無理っていうか…。今から、過去に戻ることはまず出来ないし、過去に戻れたとしても、今の経験をもとに過去に戻れないんだったら、同じことが繰り返されてしまう。 ヨガの修行で解脱すると特別な人間になれる。超能力がつけられる。そして麻原のもとで救済すると、世の中を変える主役になれると。麻原だけが特別でそうなったというよりも、そういった我々の持った傾向を、麻原が頂点、象徴として引っ張っていっちゃってた。そういうのを…。

サリン事件とオウム真理教

オウム真理教の当時の幹部として、事件を食い止めることは不可能だったのかという質問は、同じくインタビューに答えていた野田成人氏(東大卒、オウム真理教元幹部、アレフ元代表)にもされていました。

野田氏も上祐氏と同じように「不可能だった」と答えていました。

ただ、野田氏の場合は麻原彰晃を妄信していたからというよりは、「ハルマゲドン計画を止めようとすれば今度は自分がやられるから」と語っていたのが印象的でした。

番組では、上祐氏のインタビューの合間にインタビューをもとにした再現ドラマがはさまれていました。

オウム事件を知らない世代にも分かりやすいように再現ドラマを作ったのでしょうが、このドラマのせいでちょっと信憑性が薄れてしまっていたような気がします。

刑務所に入っている人物は仕方ないにしても、上祐氏の証言に関しては再現ドラマにはせずに彼が語っているそのままを放送した方がリアルに感じられたような気がしました。 

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